映画鑑賞『ラーゲリより愛を込めて』

今年は映像作品をたくさん鑑賞して、僕自身の感情を豊かにすること、人間関係についてもっと理解を深めていくことを目標の一つにしています。

 

そこから今後趣味になっていけば、さらに人生も豊かになると思っています!

 

そんな中で、今年初の映画を鑑賞してきました。

 

ラーゲリより愛を込めて』です。

 

ここで書いていくのは、批評や分析などではなく、僕自身の感じたこと想ったことになっています。

以下、感想に続きます。

 

終戦後のシベリアに抑留された日本兵と、その家族の物語です。

 

終戦間近、ソ連が日ソ中立条約を一方的に破り、日本に攻撃を仕掛け、一部の日本兵たちがシベリアに連れ去られた。

 

以上の事実を知識として持ってはいました。

 

しかし、証言などに基づく映像で抑留生活を見させられると、それは凄惨なんていう言葉では言い表せませんでした。

 

タイトルにあるラーゲリとは収容所を指します。

 

ただでさえ、過酷な衣食住。

過酷な労働に、厳寒の冬季シベリア。

日本兵同士の消えない上下関係。

共産主義ソ連におけるリンチの横行。

少しでもソ連兵に刃向かえば待っているのは、虫の巣食う狭い箱の中での生活。

 

日本で待たせている家族の存在だけを頼りに兵たちはその環境を生き延びていきます。

 

このような生活の中、もちろん途中で命の火を灯せなくなる人たちも出てきてしまいます。

身体が強いわけではない僕は、その時点で彼らの無念や怒り、悔しさなどを感じ取り、やるせない気持ちになりました。

 

 

僕は、こうした「絶望」の中で、「希望」を見出して、「生きる」ことをテーマにした映画だと思いました。

 

こんな環境なので絶望の機会は多いです。

仲間の死。

数少ない希望である親族の死。

娯楽の剥奪。

 

それでも、日々を必死に生きていく。

 

生きることで希望は見えてくる。

 

そんなふうに言ってくれているのかなと思いました。

 

現代という環境面では非常に恵まれた時代。

人との関わりのかたちも、さまざまな種類が出てきました。

 

それでも希望を持って生きていくには、人と人との道義・思いやりであると、この映画を通して教えてもらいました。

 

感想は以上です。

 

PS.

なんか今年初映画にしては見るの間違えたかなってくらい重たい内容でした。

次はおもいっきり笑えるような映画見ようかなあ。

 

「継続は力なり」