『どうする家康』3話 「三河平定戦」

更新が止まってしまっていました!

結婚式についてのブログは、また後日まとめて載せたいと思います。

 

再開1発目は、大河ドラマのお話です。

 

今回の話で象徴的に描かれていたのは、戦国期の領主のあり方。

 

国や領民を守るためには、自身の妻や子でさえも打ち捨てる。

そんな覚悟も持たなければいけない。

 

人質が存在することが当たり前の戦国時代において、力や立場の弱い領主は多くの葛藤を持って生活していたのでしょう。

 

家康がそのような立場に置かれるのが、この桶狭間合戦後のことでした。

 

家康は、最後まで妻や子を想い今川方に残ろうとしますが、家臣からの命をかけた説得によって織田方につくことを決心します。

 

俯瞰的に、歴史学として戦国時代を勉強してきた僕にとって、この決断は妥当なものであると思ったのですが、もし仮に一個人として、26歳の男性として考えた時にそんな決断をできたのかと思うと、そうではないと思います。

 

だって、無理ですよ。

家族を見捨てるんですよ?

言ってしまえば、顔も知らないその他大勢のために、顔どころか性格や気心まで知った家族を見捨てる。

 

果たしてこれが現代人にできるのかどうか。

 

だから、戦いの中に生きた歴史上の人物たちは精神的に熟成するのが早かったのだな、と改めて思いました。

 

よく思ってました。

太平洋戦争中の日本兵たちの手記の立派さと、それを書いた人物の年齢の噛み合わなさ。

 

それは、戦いという命をかけた極限の中に生きることで、精神的な熟成が早まっていたんだなと改めて感じました。

 

別に極限すぎる環境に僕自身を置きたいわけではないですが、なにかをストイックに一生懸命やっていくことで、熟成した精神を手に入れていきたいと思います。

 

「継続は力なり」